春、俺と少年は出会った。
少年は満開の桜の木の下で、まだ子猫の黒猫を膝に乗せ心地良さそうに眠っていた。
俺にはその光景がまるで親子のように見えて仕方が無かった。
話してみたいという衝動に駆られた。
だが見ず知らずの相手に話しかける勇気など生憎持ち合わせていない。
俺はそのまま美しい花びらを散らしている桜の木を通り過ぎた。
次の日、俺はどうしてもあの少年と黒猫が気になり、友達の誘いを断り学校が終わった後、急いで昨日の桜の木へ向かった。
そこに少年の姿は無かった。
変わりに黒猫が二匹。
俺は不思議な感覚にとらわれた。
二匹は俺を親しみがこもった目で見つめてくる。
引き寄せられるように俺は桜の木の下にいる二匹に近づいて行った。
二匹は逃げなかった。
近づいて二匹の内の一匹が、昨日いた子猫の黒猫だと言う事がわかった。
もう一匹は見た事がなく、子猫より一回り大きい黒猫だった。
大きい黒猫を見ていてフっと脳裏に浮かんだのは昨日の少年・・・。
俺は二匹の黒猫を見て、ニっと笑いかけた。
黒猫は声を合わせてニャーと返事を返してくれた。
~あとがき~
いったい何を書きたかったんだろう。
ナゾナゾナゾナゾナゾナz(殴)
一発書きです。
なのでとてつもなく駄文ですがお許しくださいorz
お目目汚しすいません!
PR